たった一枚の鹿児島旅行写真


 この写真は、九州一周のバイクツーリングで、鹿児島に行ったときのものだ。この旅行中に撮影した、たった一枚の写真。西郷さんの銅像の前で撮影したが、途中で頭が切れている。
 今みたいにデジカメやスマホではなく、当時はフィルムカメラで、現像しないと仕上がりがわからなかった。
現像から上がって最初に見た時のショックは大きかった。
この話は、自分としては面白くもなんともない、いやそれどころか苦痛でさえある。

 この写真を見た後輩たちが、腹をかかえて大笑いしていたので、この写真には笑いの琴線に触れる何かがあるのかもしれない。見る人が見れば面白いんだろうと思う。しばらくは、飲み会の席での定番の笑話になっていた。

 過去の失敗談を笑いながら話せる人を見ていると、「この人は器の大きな人だ」と感じることがある。私はこの話を笑って話すことはできない、顔をひきつらせながら話すことしかできないだろう。

 この写真は大学生の頃、友人と2人でバイクで九州を一周した時のもの。それも1泊2日で福岡→大分→宮崎→鹿児島→熊本→佐賀とまわった。はっきりいって苦行にも近い旅だった、その旅の一つの成果がこの写真なのだ。

 2人だったので、銅像の前で、交代で記念写真を撮った。
私が撮影した友人の写真は、首まできちんと入っていたが、私の写真はご覧のありさま。

 友人は歯学部だったので、今は歯医者さんになっている。お客さんの歯を傷つけていないか心配である。

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