女の子のヒゲの話 面白い出来事

最近女子ヒゲが話題になっている。
女子ヒゲと言うと私にはどうしても忘れられない出来事がある。

それは、小学校の同級生の女の子、塚本さんだ。
塚本さんは飼育係だった。当時、クラスでナマズを飼育していて、
塚本さんが毎日、ナマズにエサを与えていた。

ナマズはクラスの人気者だった。

ところがある日、そのナマズが死んでしまった。

教室は大騒ぎになった。なんでナマズが死んだのか?

結局、原因はわからなかったものの、塚本さんがナマズにエサを与える時に、
無理矢理に水草を食べさせたからではないか?

というような推測がクラスの間では広まっていった。



そして5年の月日が流れ、私たちは中学生になった。

塚本さんに口ヒゲが生えはじめた。

今思えば、単に塚本さんは、毛深い体質なだけだったと思う。

ところが同級生たちは、死んだナマズの事を忘れてはいなかったのだ。

ヒゲが生えたのは、ナマズのタタリではないのかと、誰が言い出したのかは
忘れたけれど、そういう風説が流布したのである。
子供というのは、そういう残虐性を内部に持ち、ふとしたきっかけで発露に向かう。


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